patol stoolの強度試験を受けました。通常製作している広葉樹のpatol stoolと今回新たに開発している針葉樹のpatol stool HINOKIは部材寸法を変えて製作しているので、両方試験にかけました。折り畳み椅子の場合、その構造から通常区分2の試験を受けるそうですが、一般住宅での使用を想定しているので、区分3の試験で挑戦です。
まずは「座面の静的強度試験」。
1300Nの力を10秒間10回加えて、各部に破損や緩み、異常がないか確認します。patol stoolは紐蝶番で各パーツが繋がれていてフレキシブルなので、座面にMaxの力がかかった時には中央がかなり押され、きしんだ音がしてドキドキしました。動画でも紐蝶番の間の隙間が少なくなっていることが見て取れます。力が掛からなくなると元に戻ります。
試験後も座面の割れや紐蝶番が切れたりもなく、無事に試験を通過しました。1300Nの力は
130kgに相当するので、試験上は130kgの人が座っても大丈夫という結果です。
次は背もたれの静的強度試験です。スツールの場合背もたれがないので、横から力が加わった時に、構造に歪みがでないかの試験です。座面に1300Nの垂直力を加え、560Nの水平力を10秒間10回加える試験です。patol stoolは脚フレームの一部がマグネットで固定されるので、水平の力が加わりマグネットが外れてしまったら、そこで試験終了なので、こちらの試験の方が不安でした。一枚10kgの重石を13個載せて、徐々に横から力を掛けます。こちらの試験後も異常は認められず、無事にpatol stoolもpatol stool HINOKIも試験をクリアしました。
今回自分たちで初めて強度試験を受けましたが、担当してくださったボーケン品質評価機構のお兄さんが優しくて、説明も丁寧でよかったです。またよろしくお願いします。
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